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MIC U11チーム第一戦 レアルジャパン vs USA Soccer Stars

開会式の入場行進のようすです。

Opening ceremony7

 

3月27日

小雨の降りしきる、スペイン時間の午後4時。2001年カテゴリーの初戦がカタルニャ州のLestartitというところで行われました。

初戦の相手は去年のこの大会(MIC)で4位に輝いたUSA SOCCER STARS(アメリカでセレクションを経て選ばれた選抜チーム)。もちろんうちも日本から選ばれた子供たちなので相手に不足はありません。

Locker room

 

America1

試合序盤は身長が大きいアメリカがボールを前に前に蹴ってくるのに対して我らレアルジャパンは、パスを繋ぎ相手の裏をつくサッカー。

America7 America6 America5 America4 America3

 

すると前半16分(25分ハーフ)にレアルジャパンが待望の先制ゴール!!!!!

その後も攻め続けて前半を終えます。

そして後半がスタートし相手は大きい選手にボールを放り込んで来ます。

そこに耐えられずゴールを入れられ1ー1。その後もボールを蹴る相手に対して繋ぐ日本。

迎えたロスタイムに運悪くゴールを割られて1ー2で負けてしまいました。

選手たちは悔しさからかその場に座りこみ号泣。

小さい侍が世界で流した初めての涙でした。

でも試合後会場からは小さい侍に向けて拍手が鳴りやむことはなく、選手たちも次の試合に向けて切り替えていました。

America8

MIC参加選手たちのサバデル1日目

MIC参加選手たちは、

24日  サバデル入り

25日  サバデルの同世代チームと練習試合

26日  MIC大会会場へ移動

27日  午前:MIC開会式  午後:大会開始

というスケジュールで動く予定です。今日は、25日のサバデルの同世代チームとの練習、及び練習試合が行われました。

Hotel

 

宿泊先のホテルです。我々の拠点になります。ここからサバデルのメインストリートを大きな公園を左に見ながら歩いていきます。

Hotel from main streetimage

 

公園には、大きな池があり、そこには水鳥がたくさん遊んでいます。

Park

 

そして、メイン通りから左に曲がるとスタジアムに続く長い坂道が待っています。

Slope to stadium 1

 

この坂道をぬけるとサバデルのホームスタジアムがあり、そのとなりの育成グランドで今日の練習及び同世代のサバデル育成チームとの練習試合を行いました。ホテルからグランドまで、徒歩10分程度の道のりを、アップがてら早足で選手たちは歩いていきました。中には、通りすがりのサバデルの人達と「Hola!!」とあいさつをしながら、立ち止まって身振り手振りでコミュニケーションをとろうとする選手たちもいました。

さて、グランドについたらサバデルの育成チームがウォーミングアップをしていました。

Sabadell team practice

 

MIC参加選手たちの試合前の練習風景、及び集合写真です。

practice

 

Real Japan practice

 

Real Japan team

 

MICの大会にむけて、11人制でフルコートをつかった練習試合が始まります。

Greeting before the game

 

試合前の挨拶です。

始めての大きなコートでの試合、そして初めてのスペイン人の激しいボディコンタクト、とまどいながらも徐々に選手たちは、自分たちのペースを作り出して最後はゲームを楽しめるようになっていきました。まだまだ、チームプレーも戦いながら作っていけば全然OK。この遠征を通じて、一回りも二回りも大きく成長してください。

試合は、残念ながら負けてしまいましたが、まだまだ伸びしろがたくさんある内容だと思います。

頑張れ!小さな侍たち!!

Sabadellにて 2013年3月21日

昨晩、長いフライトを経て、サバデルに到着しました。スペイン特有の澄み渡る空が印象的です。

Town

 

サバデルに3人のちびっこ選手が日本から練習に来てくれました。

PIPI

 

そして、お決まりの高橋陽一先生にデザインいただいた「セスク」前でポーズ。サバデルの練習に今日から参加していただきます。

そのまえに、スタジアムの見学がたまたまできました。

Stadium

 

君たちがサバデルのトップチームで、このピッチで暴れまわることを夢見ていますよ。

今日から短い期間ですが、しっかり、スペインのサッカーを楽しんでくださいね!

明日は、午前中にトップチームの練習を取材します。お楽しみに!

サバデルで短期留学

1週間の短期留学ですが3人の小学生をサバデルで受け入れました。2人は同世代の子供がいるクラブ関係者の家庭にホームスティで、1人はお母さんが同行していただいたので、ホテルに滞在しての留学でした。

20130313_193541

 

たくさんのサバデルの選手たちに囲まれて、さまざまな刺激を受けたことだと思います。

サバデルのスタッフが頑張って、ビデオまで作っちゃいました。スペイン語で恐縮ですが、リンクしておきます。

たくさんの子供たちがサバデルで貴重な体験をして、大きく育ってくれればと思います。

この春休みには、プロのテスト、小中高のテスト留学、体験留学を受け入れる予定です。みなさんが、サバデルという街を、文化を、クラブを気に入って、また留学や選手、そしてクラブの応援に帰ってきてくれれば最高ですね!

 

 

 

 

 

指導の仕方!?

先日、数々の名プレーヤーを育てた先輩とお話しする機会を得ました。

選手を伸ばす指導法についていくつか面白いキーワードがあったので、それを少しご紹介します。

先輩:俺は長年選手を育ててきたけれど、モノになる選手は、練習を自分なりに解釈して、それに意味をもたせて、それを追及している

私:へぇー、例えばどんな感じですか?

先輩:ただ単に、指導者が言っていることをこなす選手は、試合で考えることをしない。ところが、指導者が言っていることを自分なりの解釈で咀嚼している選手は、試合でその引出しを使おうとする。

私:練習でやってることが試合でてくるんですね。

先輩:そう。ところが、おもしろいことに、指導者が意図としたことと違う形で練習の成果がでてきたりすする。それが、自分なりに解釈して咀嚼しているということ。単純なダッシュ、センタリングの練習でも、モノになる選手は自分なりのテーマを設定していて、言われなくても、何度も何度もできるまで繰り返しやるようになるから不思議だね。

私:そうなんですか

先輩:指導者側の努力としては、選手のいいところを、私の場合、褒めちぎることだね。長所ばかりを褒めちぎると、不思議と選手はやる気に満ち、そして、今、自分が足らないところ(短所)を改善しようと頑張り始める。

私:ふむふむ

先輩:これが、不思議と、「これがダメだ、練習しろ」と言い始めると、選手はふてくされたり、チームが勝てないのは監督、コーチのせいだと文句を言い始めたりする。短所に触れる場合でも、せいぜい、「こんなにうまいのに、あとこれがよかったら(短所が改善されたら)、鬼に金棒なのにな・・・」と、小声でつぶやくくらいだな

身に覚えのある方、ためしに、明日から部下や奥さん、子供を褒めちぎってみてはいかがでしょうか?