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シーズン終盤の午後(サバデルの育成)

サバデルでは、育成プログラムを計画的にかつトップチームと連動しながら実施しています。先日、トップチームが2部残留が決まったことと育成チームのリーグ戦での結果が良好なことからトップチームと育成チームがスタジアムで合同練習しました。

合同練習1

トップチームのヘッドコーチが直接子供たちと一緒に話をしながら柔軟しています。手前に写っているのはManuで来期はエスパニョールに移籍がきまったサバデルのエースです。

合同練習4

 

小さな女の子が一緒にピッチに出ていますね。誰かの妹でしょうか!?

合同練習6

トップチームの選手と一緒に練習することで、プロ選手としての立ち振る舞い、技術、姿勢を本当に身近に感じて、真似をすることから将来のプロ選手としてのキャリアをスタートさせるのです。

トップ選手たちも、時間があるときは育成チームの練習にいつも参加してくれています。こういう環境がサバデルの一番の財産だと思います。

さて、今日からシーズンの終盤にむけてスペインに行ってきます。現地から、より多くの情報を提供できるように頑張ります!

5月26日(日)はアウェイでCDルーゴ戦です。一緒に戦ってきます!

頑張れ!サバデル!!

 

 

都市伝説!?

以前にも書きましたが、今年は、ヨーロッパのビッグクラブと言われるチームのスクールがたくさん日本に開校します。ある意味、2013年が「ヨーロッパクラブ日本校元年」といえるのではないでしょうか?

さて、そんな元年だからこそ、「ビッグクラブの育成ってどうよ!?」とみなさん、考えてみたことありますか?

といいながら、「E+Uだってレアルの育成キャンプを主催してるでしょ?」と言われそうですが、

- 我々は世界最高峰のクラブをまず見る!体験する!

ことを目的に育成キャンプを主催しています。勿論、カンテラにスカウトされることも十分考えられますが(今も、そういう話が続いていますが)、その後の育成プログラムを考えると、それが本当に最良で唯一とも考えていません。むしろ、日本人の子供たちにとっては、日本人にあったプログラムでサッカーを学び、レアルやバルサを「ライバル」と捉えて育成したいと考えています。だから

レアルキャンプチラシ

というチラシを作成しました。「その1」と「KICK OFF」に我々の考えや思いを詰め込んでいます。

ヨーロッパには、トップチームをもたない育成チームがたくさん存在していることをご存知ですか?中高生までの育成プログラムをしっかり提供して、ビッグクラブのライバルクラブとして公式戦を戦いながら、トップチームが一部、または二部に属しているクラブの、ユースまたはセカンドチームでプロ契約をさせることを目的としているクラブがあることを。

事実、ビッグクラブの育成からトップチームに上がる選手が少ないのは、こういう「育成専門クラブ」が輩出するタレントが、たくさん活躍していることが背景にあります。

例えば、CEサバデルの育成チームでも、2013-2014シーズンはカデテAチーム(14-16才)はFCバルセロナやエスパニョールと同じリーグで戦い、しのぎを削ります。FCバルセロナやエスパニョールの監督やスカウトに、「あいつがうちのチームに居れば・・・」と思わせることができれば、選手として、これほど最高のパフォーマンスはないと思いませんか?

FCバルセロナが13才のメッシをアルゼンチンからスペインに呼び寄せたことがきっかけで、なぜだが、日本では、「ヨーロッパのクラブはお金を出して、優秀な子供を青田刈りする」という大きな誤解を生んでいるように思えます。マスコミの報道手法のためか、関係者の意図的なものなのか。または、関係者がクラブの経営を全く理解できていないためなのか。おそらく、そのすべてが理由だと思いますが、しばしば、耳を疑うような都市伝説を子供たちの親から聞かされることが何度もあります。

「XX君は、7000万円もらって、某クラブにいったらしい」

はっきり言いますが、「絶対にないです!!!」。 クラブ関係者に聞いたら、大声でお腹をかかえて笑っていました。

子供がヨーロッパでプレーすることを希望している親御さんは、一度、個別にお問合せ下さい。我々のわかる範囲で、情報を共有させていただき、子供の特性にあわせて、プログラムを考えていければと思います。

畳の間合い?

昨晩もJリーグと強化に長年かかわった先輩と食事する機会をいただきました。

私:「スペイン遠征を無事に終えて、ちょっとホッとしました。大変だったけど、子供たちにはいい経験をしてもらったと思います」

先輩:「お疲れさん」

私:「いい経験はいい経験なんですが、如何せん、体格が結構違いすぎるんですよね・・・・外国人選手は。小学6年生はその部分が如実に現れるので、来年は中学1年生も連れて行こうかと思っています。あと、日本の選手はやっぱり、足元がうまいです。逆の言い方をすれば、足元ばっかりかな。観客はどぉーーっと湧いたりもするんですが、一人抜いても、かならず二人目が来るし、二人抜いても三人目で止められてしまう。やっぱり、子供のころからパスサッカーも指導するべきなんですかね?」

先輩:「一概には言えないけど、小学生の低学年は足元を中心でいいと思うよ。ただ、ボールをリフティングのように扱うだけではなく、相手との間合いを勉強するように指導できると尚いいかな。ディフェンスが飛び込めない距離=俺の場合は畳一枚分だと思ってるんだけど、その距離を意識させるように指導できればいいと思うな。」

私:「なんか難しいっすね」

先輩:「例えば、代表の遠藤や俊輔なんかは、その距離が畳二枚分あるとおもうよ。ディフェンスが飛び込めない距離がね。ディフェンスがそれ以上飛び込むとやられる・・・と思う距離が。それこそ、ジダンやメッシなんて、その距離が畳四枚分あるから、なおさら、プレーに幅が出るんだよね」

ドリブルがうまくなると、相手が引いて守るようになる=すなわち、パスプレーにつながっていく

ということを言わんとしてくれたと思います。私自身は指導者ではないので、ピンときませんでしたが、皆さんは畳の話は分かりますか?家に、畳がない家庭も今の時代ありますね、きっと!?

畳

 

 

夏季スペイン留学 及び チーム遠征について

「地中海国際サッカー大会」への参加、そして「Sabadellでのトレーニング」、そして「チャレンジキャンプ」とこの春はほとんど子供たちと共にスペインでサッカー三昧でした。

子供たち スタジアム

そして、ご参加いただいた選手、及び親御さまから

①通年のスペイン長期留学

②夏休みのスペイン短期留学

③子供が参加するチームのスペイン遠征

についてお問合せをたくさんいただきました。我々が準備してきた環境が評価されたことはとてもうれしく、ありがたい限りだと思っています。

これらのプログラムの告知は、「チャレンジキャンプ 2013夏」と併せて4月下旬から5月上旬で正式に行う予定です。

しかし、我々のクラブにおいても受入できる人数に制限がありますので、もし、このBlogをご覧のみなさまでご興味のある方は、是非、早々の資料請求をお願い申し上げます。

資料請求は こちら

「お問合せ内容」のところに、①通年のスペイン長期留学、②夏休みのスペイン短期留学、③スペイン遠征 の希望を明記下さい。

よろしくお願いいたします。

 

 

チャレンジキャンプ in スペイン 第一日目 トレーニング(U-12)

4月1日(トレーニング1日目、午前)

2013年4月1日、レアルマドリードチャレンジキャンプINスペインの選抜チームであるMICメンバーとレアルマドリードチャレンジキャンプメンバーが9時15分にバスでホテルを出発し9時30分にバルデスベバストレーニングセンターに到着、希望と緊張が入り混じる中ロッカールームで各自振り分けられた練習着を受け取り着替えて10時からいざピッチへ、

Training day1 12

我々がU-12の担当は去年のレアルマドリードチャレンジキャンプInジャパンのコーチを務めていたハビエルコーチが担当、メンバー全員を集めて担当コーチの挨拶終了後、トレーニング開始ウォーミングアップはペナルティーエリアの中でドリブル+リフティングでボールフィーリングを中心としたメニューで体と緊張をほぐしストレッチ後、ファーストセッションを開始しました。

Training day1 11

ファーストセッションは8カ所のマーカーに選手を配置してパスアンドコントロールのトレーニング右足でコントロールしたら左足でパスを出し左足でコントロールしたら右足でプレーすることを促しプレーのスピードを速くすること意識させてプレースピードを早くしながら正確にパスアンドコントロールを行うことを目的としたトレーニング。

セカンドセッションはダブルボックスでの6対6プラス5サーバープラスGKで正確にスピーディーなパスアンドコントロールをペナルティーエリアの中でも応用しゴールを目指すこと目的としたトレーニング。

ハビエルコーチは目的のあるボールコントロールとパスを意識させて積極的にシュートを打つことを強調しトレーニングを進めました。

トレーニングの最後は8対8プラスGKでファースト、セカンドセッションを実際のゲームで応用することを考えるように伝え、トレーニングの内容を意識して最後のゲームをプレーしなければならないこと選手たちに話して午前の部のトレーニングを終了しました。

そして、Cafeで昼食です。

Cafe1 Cafe2

 

4月1日(1日目トレーニング、午後)

1日目、午後の部はスペインサッカーリーグ1部強豪のラージョバジェスカーノとのトレーニングマッチが行われました。

Training game elder 4   Training game elder 3

Training game elder 1

レアルマドリードチャレンジキャンプ選抜チームの真価が問われるこの試合は雨の降る中ラージョバジェスカーノ練習場で17:00、ラージョバジェスカーのキックオフで試合スタート、試合開始から細かいパス回しで試合の主導権を握りラージョバジェスカーノが徐々にキャンプ選抜チームのエリアに攻め込みますがキャンプ選抜チームも必死にプレッシャーをかけながらボールを奪い攻撃を仕掛けようとするがラストパスがつながらずフィニッシュまで持ち込むことができないままラージョバジェスカーノのペースで試合が進みます。

Training game elder 6

キャンプ選抜チームは時間が経つにつれて素晴らしいビルドアップから何度かシュートまで持ち込むますがゴールを決められないまま0-0で前半終了。

後半に入り連戦と長旅の疲れからか動きが重くなるキャンプ選抜チームに対しラージョが後半18分にカウンターからゴールを奪い0-1、キャンプ選抜チームも反撃するが得点できずにいるとサイドで数的有利を作り出したラージョが後半24分に追加点を決めて0-2、キャンプ選抜チームも何度かチャンスを作りますが後半40分、46分に得点を許してしまい0-4でラージョバジェスカーノに敗戦。

Training game elder8

前半は中盤以降から互角以上の戦いを見せたキャンプ選抜チームですが後半に連戦や時差の関係で動きの鈍くなったキャンプ選抜チームが4失点を喫しラージョバジェスカーノに動きを封じられてしまい0-4で完敗、しかし前半のパフォーマンスを維持できれば4月3日に予定されているレアルマドリードカンテラの試合で良いパフォーマンスを発揮できることを期待させるトレーニングマッチとなった。