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祭りの前のサバデル

今週末からサバデルでは、「Fiesta Mayor 」という盛大なお祭りが始まります。その準備で、街はとてもざわついている感じがします。

例えば、サバデルホテルの前の通りは、封鎖されて移動遊園地が敷設されています。

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サバデルのメイン通りを封鎖しての移動遊園地・・・ なかなか迫力があります。

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我々からするとレトロな乗り物が並んで、ちょっと楽しげなお化け屋敷や秘密の館のような建物

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このお化け屋敷・・・、怖いんでしょうか? ちょっと興味あります。何がスペイン人を怖がらせるのか・・・

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そして、お土産や食べ物の露店商が準備をしています。

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なぜか、「おもちゃ」や「ぬいぐるみ」に混ぜてさりげなく「バルサのマフラー」を売っている露天商・・・

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どこの国でもお祭りにはつきものなのか? 「くじ引き」 = 「BINGO」の露店。景品はいったい何??

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そして、力自慢のあなたに・・・

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ある!ある!ある!  お祭り「ある、ある」。 そして、ちから一杯やりすぎて、骨折するやつ・・・ いる!いる!いる!

そして、スペインらしく締めは・・・・

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ここでもボール蹴りますか!?  参りました。

でもね・・・・  みなさん、明日はアウェイでチームが戦っていますよ!! 応援、忘れないでね!!

がんばれ! サバデル!!

 

 

ヨーロッパの移籍期間を終了して その2

昨日はまず、サバデルの最後の補強について書きましたが、今日は他の話題の選手やチームについていくつか書きたいと思います。

まず、レアルマドリードについて

ご存知モウリーニョが去ったあとイタリア人監督:アンチェロッティが就任した。トッテナムからMF:ベイルを130億円とも言われる移籍金を支払って獲得したレアル。一方、カカは契約満了で古巣ミランに戻ることに。振返ってみるとレアルがカカの取得にミランに支払った移籍金は09年で89億円。4シーズンでリーグ戦82試合の出場にとどまった。ベールは24才、カカ31才、カカからすればクラブが自分と同じポジションに130億円と言われる移籍金を支払って若手をとろうとしていることは暗に「お前はもういらない」と言われたに等しく、チームの意思に抗ってレギュラー争いをするよりは、出場機会を求めて古巣に戻る選択をした。一方、エジルをアーセナルに65億円を超える移籍金で売却したのは、ベイルの移籍金を捻出するためではと推測します。

ベールの移籍、カカの移籍の発表が移籍期間が終了する直前。エジルが移籍後に、レアル退団の理由を「8月26日のグラナダ戦で途中交代、9月1日のビルバオ戦ではベンチスタートで、監督の信頼がないことがわかった」と語っている。ベイル獲得ありきで、首脳陣が各選手が移籍につながる環境を準備した意図を感じます。

限られた資金と保有選手数のなかで、どういうチーム編成を考えるか。チーム編成には、強い個性をもった「サッカー選手」という「人間」を「使う、使わない」で採用したり、切ったりしなければならない。チームと選手との考えが一致しないと、そこには色々な感情的軋轢が生まれます。

チームが扱うのが「物」ではなく、「人間」だということが、感情を巻き込んで様々なドラマを生んでいます。サッカーに携わる人たちは、その感情までを含めて、「サッカーだ」と言います。その感情が、また、ゲームでのパフォーマンスを左右し、チームの勝敗を左右し、選手としての評価も左右することになるのです。

そういった視点で移籍を考えると、また違った感覚でサッカーが観戦できるのではないでしょうか?想像してみてください。チャンピオンズリーグで、レアルとミラン、アーセナルが対戦しているところを。ベイル、エジル、カカはどんな気持ちでプレーするんでしょうか?

 

 

 

ヨーロッパの移籍期間を終了して その1

9月2日を持って、ヨーロッパの移籍期間が終了しました。各チーム、選手、色々な思惑をもって、情報操作しながらの移籍交渉が終了し、それぞれが決められたポジション、チームで冬の移籍期間が始まるまでの4か月の間、腰を据えての戦いが始まります。

いろいろと思うところはありますが、まず、サバデルの最後の補強について。

ラウール・タムードの加入が、最後の最後で決まりました。まず、ラウールの経歴はこちらを参照ください。

簡単にご紹介すると、1977年生まれの35才。エスパニョールに1997年から2010年まで13年間在籍し、クラブ歴代最多出場:340試合、クラブ歴代最多の129点をとっている元スペイン代表FWで、スーパースターです。

なぜ、サバデルに? もちろん、ラウールは選手としてのピークは過ぎていますが、

  • まだまだシーズンを通して10-15点は取るという意気込みがあり、自分に自信がある
  • 給与やキャリアではなく、1才の子供を抱えた家族がいる地元で暮らしたい
  • サバデルの1部へのチャレンジに一緒に挑戦したい

という3つの理由から、移籍期間が終了する9月2日にサバデルのオファーを受けてくれました。

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ラウールの入団会見になんと350名ものサポーターが集まりました。そして、会見後はラウールはサイン攻めです・・・

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是非、活躍してもらってプリメーラ昇格に貢献してもらえたらと思います。期待してください!!

 

 

第3節 CEサバデル vs デポルティーヴォ ラ コルーニャ戦

9月1日(日) 午後5時:スペイン時間、第3節 CEサバデル vs デポルティーヴォ ラ コルーニャ がホームゲームで行われました。

9月6日から始まる「フィエスタ・マジョール」というサバデルのお祭りのお知らせ「人間の塔」をハーフタイムで披露するために、その練習も併せて試合開始前に行われました。

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監督やコーチ達も「人間の塔」の練習を固唾をのんで見守っていました。

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そういった雰囲気のなか、サバデルの第3節が始まりました。

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前半はガトーやアニバルといった選手の攻撃が得点には繋がらないながら、サバデルペースで試合が進みました。

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草民もしっかり奮闘しています。

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前半はサバデルがいい形で攻めて、0-0で折り返すことになりました。そして、ハーフタイムでは、いよいよ人間の塔が披露されました。

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後半開始早々、コルーニャに先制点をあげられ、サバデルは攻撃のリズムを変えるために草民に変わってコヤンテスを投入しました。

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残念ながら、サバデルの頑張りも空しく、コルーニャが2点追加することになり、結果0-3でサバデルが敗北してしまいました。

開幕から3試合を終了して1勝2敗と負けが先行していますが、まだまだ始まったばかりなので、再びいい雰囲気を取り戻してもらいたいところです。

がんばれ! サバデル!!

 

U-12 ワールドサッカーチャレンジの観戦

U-12 ワールドサッカーチャレンジの4日目、「FCバルセロナ vs 東京ヴェルディジュニア」の準決勝を観戦してきました。

ヨーロッパの2つの強豪クラブの育成チームとタイの強豪クラブの育成チームの3チームを招待して、国内9つの強豪チームが参加するこの大会。素晴らしい試みの第一歩だと思って観戦に行ってきました。

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こんな雰囲気で試合が始まりました。FCバルセロナは、みなさんもよくご存知の久保君が先発していました。

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もちろん、久保君の印象は「うーん、うまい」ですが、ヴェルディの選手も久保君を意識しているのか、なかなかのがんばりで決定的な場面を作らせることはありませんでした。

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そして、久保君をベンチに下がった後半、ゲームが動きました。

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FCバルセロナが得点を重ねるなか、必死でヴェルディの守備と攻撃が続きました。

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しかし結果、残念ながら5-0でFCバルセロナがヴェルディを圧倒するというゲームになりました。ただ、点差は開きましたが、ヴェルディもよく走って、いい試合でした。

U-12のゲームなので、チームが強い、弱いというよりは、能力の特出した選手(技術、体格、体力)によって勝ち負けに大きく影響がでるというのが感想で、勝敗に一喜一憂するべきではなく、あくまで、国際ゲームを経験するという場として、いい機会になったのではないでしょうか。

ただ、U12からプロ選手になるには、まだまだたくさん技術的にも、体力的にも、向上していかなければならないので、この経験のあとにどういうプログラムを選んでいくのかが、サッカー選手として成長するかがより重要だと改めて感じました。