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リーガアデランテ第9節 CEサバデル vs ラスパルマス戦のお知らせ

2013年10月12日(土) 午後8時(スペイン時間) にリーガアデランテ第9節 CEサバデル vs ラスパルマス戦が開催されます。

実は、ラスパルマスとは約1ヵ月前の9月11日(水)に、スペイン国王杯で、対戦し、1-3で敗退しています。その模様は、こちらのブログで確認ください。

第4節と第5節の間に行われたラスパルマス戦は、1点リードされたところを追いつき、逆転しようとしたところをまた、先行されて2-1となりました。そして、同点においつくために全員攻撃をしかけましたが、カウンターでもう一点を許してしまっての3-1で試合終了。こんな試合でした。

さて、この9月11日と比較すると、次節は

①キャプテン:アントニオが怪我から復帰している

②オルモ、ビクトルといった選手が怪我から復帰して、あがり調子である

③タムードが前節フル出場して、コンディションが上がってきている

きっと、やってくれると思います。勝ち点3を是非とってもらいたいものです。

CES - UDLP 4 CES - UDLP 5

 

簡単ではない試合ですが、 がんばれ! サバデル!!

若年代での欧州挑戦や強豪クラブの日本進出・・・その背景とは  

「広がる若年代での欧州挑戦や強豪クラブの日本進出・・・その背景とは?」という記事がでています。記事はこちらを参照ください。

少しずつですが、実情がみなさんにご理解いただけるようになればと思います。

実際にスペインをはじめヨーロッパのクラブと仕事をしている我々から、もう少し違った側面のお話を少しご紹介したいと思います。

「近年、欧州のメジャークラブの間で「日本でのスクール事業は儲かる」という認識が広がり、スペインの二大クラブに限らず、ドルトムントやインテル、アーセナル、チェルシーなどなど、多種多様な形でのスクール展開が行われている。その値段は少々割高ではあるものの、本場の指導を受けられることと、「あわよくば」というチャンスがあることの2点から、根強い人気を保ち続けている。」

と書かれていますが、本当にヨーロッパのクラブは「儲かる」と思っているのでしょうか?

ヨーロッパのクラブのスクール生数は200-300名/校だと仮定すると、月額:15,000円とすれば、

15,000円/月 x 200~300名 = 3,000,000~4,500,000円/月

年間10ヵ月の稼働が前提なので事業収入:3000万円~4500万円、ユニフォーム等の販売が4万円 x 200~300人と考えると物販収入を約1000万円程度と仮定し、4000万円~5500万円が1校あたりの収入となります。

年間5000万円の事業収入で、コーチやグランド代、その他の経費を除いて、ここから得られる収益は3000万円程度ではないでしょうか?

2009-2010年のデータになりますが、例えば前述のチームの年商(1ユーロ130円換算)は

ドルトムント:180億円

インテル:275億円

アーセナル:326億円

チェルシー:324億円

参考までに

レアルマドリード:623億円

FCバルセロナ:585億円

ACミラン:305億円

です。売上の大小ありますが、平均300億円のチームと仮定すると日本のスクールから得られる収益:3000万円は全体収入の0.1%です。レアルマドリードやFCバルセロナにとっては、わずか0.05%です。

つまり、クラブからみると スクール事業 = 収入源ではない のです。

収入として考えていない以上、なぜ、クラブはスクール事業やキャンプ事業を行うのか。 我々は、社会貢献の一環の側面を名目として、実態は、クラブを引退したOB選手の雇用先であったり、クラブ関係者の知合いがビジネスとして外注しているケースがほとんどだと思います。

だからこそ、そこから得られるものは理解したうえで、そういったスクールを選択されることが賢明だと思います。

 

 

 

サバデルってどこにありますか?

みなさん、サバデルってバルセロナの近郊にあるのはご存知だと思いますが、どれくらい簡単にいけるか知っていますか?

サバデルには、バルセロナのカタルーニャ広場からでているカタルーニャ公営鉄道(FGC)のS2ラインを利用すると2.8ユーロの料金で40分程度で到着します。

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実は、この鉄道、各駅停車なので、のんびりとバルセロナの郊外を走り抜け、サバデルにまで連れて行ってくれます。カタルーニャ広場を時間帯にもよりますが、15-20分程度の間隔で電車が運行されています。

時刻表については、カタルーニャ公営鉄道のHPを参照ください。

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サバデル駅からは、約2.6kmで徒歩25分程度でサバデルホーム:ノバ クラウ アルタに到着します。

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週末の土曜日か日曜日には、ホームゲームが基本2週間に1度は開催されます。ゲームの日程と時間はこちらを参照ください。

スペインリーグは、実際のゲームの2週間前に開催日時が決まる、旅行者にとっては計画の立てにくいリーグですが(リーグ戦順位を前提に、視聴率がとれそうなゲームを時間をずらして割り当てテレビ放映するため)、ピッチに近い激しいリーグ戦をまじかで観戦するのは、とてもいい機会です。是非、足をお運びください。

また、サバデルの治安はほんとにいい状態で、夜中でも若い女性ひとりで歩いているのを見かけるほどです。安心して、スタジアムまでお運びください。

 

リーガアデランテ第8節 ジローナ vs CEサバデル試合結果

リーガアデランテ第8節 ジローナ vs CEサバデル 戦が2013年10月6日(日) スペイン時間:午後5時キックオフで実施されました。ジローナは、サバデルから車で2時間程度の距離ということで、たくさんのサポーターがアウェイにもかかわらず、応援に駆け付けてくれました。

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開催前には、先日、急逝したホセを追悼するTシャツを着て、ホセの冥福を祈りました。

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試合の詳細は、マコトコーチのマッチレポートに譲りますが、後半の中盤に差し掛かった76分にジローナに先制点を許してしまい、サバデルがそれを追いかける展開に。

得点されたその5分後、クロスバーをたたいたロングシュートのこぼれ球をコジャンテスが頭であわせて同点ゴールを決めます。

SONY DSC勝ち点3とはいかず、引き分けで1対1となりました。ゴールを決めたあとのコジャンテスの咆哮です。

結果、勝ち点1を加えて、第8節を終えて勝ち点11の第11位につけています。

来週はホームでラス・パルマスを迎えますが、ちょうど1ヵ月前の9月11日にスペイン国王杯で対戦して1-3で敗戦しています。是非、リーグ戦で雪辱を期してもらいたいと思います。

がんばれ! サバデル!!

サバデル短期留学の様子

レアルマドリードのカンテラに挑戦して見事合格したピピのことを書きました。レアルのカンテラに合格したピピも、サバデルでの練習参加を経て、スペインサッカーに触れるところから挑戦を始めています。

そんな小さな選手:カンタロウの10日間の短期留学の様子についてご紹介しておきます。

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アレビンCクラスに参加したカンタロウは、まずアレビンCの監督とコーチに預けられました。簡単なリフティングで体をほぐすと、すぐにチーム練習に入っていきます。

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カンタロウの感想は、「練習時間が短いけれども、レベルが高く展開がはやいのですごく疲れた」そうです。また、練習を見守っていたカンタロウのお父さんも「プレーの切り替えが早く、プレッシャーのレベルが全然違う。こういう環境で練習していれば、プレーが変わるのは納得です」とのことでした。

最初は戸惑っていたカンタロウも、トレーニングを2日、3日と重ねるうちに、球際の強さ、プレー速度(状況判断してプレーをする速さ)が徐々に上がってきて、チームの仲間にもとけこみ始めました。

週末は、サバデルのアレビンCの一員として練習試合に参加しました。

試合前にチームのみんなと監督から指示を受けるカンタロウ。スペイン語の部分は最低限、現地の日本人コーチがサポートしますが、できるだけ自分でコミュニケーションをとってもらうようにしています。

930-1 930-2カンタロウはセンターバックとボランチで出場して、しっかりチームの一員としてプレーしていました。

930-6 930-7 930-8試合が終わったあと、チームのみんなと撮った写真ですが、カンタロウの表情から、チームの一員としてプレーしたことがよく出ていると思います。 930-11930-12

自分のチームに戻っても、サバデルでの経験は必ず生きると思いますよ。いい経験だった・・・で終わらずに、一回りも二回りも大きくなって、また、サバデルにチャレンジしに来てほしいと思います。

がんばれ! カンタロウ!!