レアルマドリードのカンテラに挑戦して見事合格したピピのことを書きました。レアルのカンテラに合格したピピも、サバデルでの練習参加を経て、スペインサッカーに触れるところから挑戦を始めています。
そんな小さな選手:カンタロウの10日間の短期留学の様子についてご紹介しておきます。
アレビンCクラスに参加したカンタロウは、まずアレビンCの監督とコーチに預けられました。簡単なリフティングで体をほぐすと、すぐにチーム練習に入っていきます。
カンタロウの感想は、「練習時間が短いけれども、レベルが高く展開がはやいのですごく疲れた」そうです。また、練習を見守っていたカンタロウのお父さんも「プレーの切り替えが早く、プレッシャーのレベルが全然違う。こういう環境で練習していれば、プレーが変わるのは納得です」とのことでした。
最初は戸惑っていたカンタロウも、トレーニングを2日、3日と重ねるうちに、球際の強さ、プレー速度(状況判断してプレーをする速さ)が徐々に上がってきて、チームの仲間にもとけこみ始めました。
週末は、サバデルのアレビンCの一員として練習試合に参加しました。
試合前にチームのみんなと監督から指示を受けるカンタロウ。スペイン語の部分は最低限、現地の日本人コーチがサポートしますが、できるだけ自分でコミュニケーションをとってもらうようにしています。
カンタロウはセンターバックとボランチで出場して、しっかりチームの一員としてプレーしていました。
試合が終わったあと、チームのみんなと撮った写真ですが、カンタロウの表情から、チームの一員としてプレーしたことがよく出ていると思います。
自分のチームに戻っても、サバデルでの経験は必ず生きると思いますよ。いい経験だった・・・で終わらずに、一回りも二回りも大きくなって、また、サバデルにチャレンジしに来てほしいと思います。
がんばれ! カンタロウ!!