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フレンドリージュニアユースの卒団式

以前からなにかと相談にのっていただいている江戸川区のサッカーチーム:フレンドリーのジュニアユース卒団式に招待いただいて、参加してきました。

いつも、フレンドリーの社長さんと、酒を飲みながら少年の育成、スペインでの事情、どんな風にしていくことが子供たちのためになるか等々、ちょっと与太話もありながら、定期的にお話させていただくことがあるのですが、そんななか「じゃ、うちのジュニアユースと女子の卒団式に来て、サバデルの紹介とみんなに夢のある話をしてよ」というお話をいただき、「我々の話でよかったら、是非!」ってことで、伺ってきました。

ジュニアユースサッカーチームの卒団式なので、どこかの貸し会議室を借りて、お菓子や軽い食事に、ジュースを飲みながらの和気藹々の雰囲気を想像していたのに、会場にはいると、なんとびっくり!? 約200名の選手、父兄、関係者が集まった、まるで結婚式みたいな状況・・・・

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正直・・・ 唖然としました。

そんななか、来賓のど真ん中のテーブルに東京都城東地区のサッカー協会役員の方やジュニアユースチームの監督のみなさまと同席させていただき、なかなか普段はお会いすることのできないみなさんにご挨拶できたのは、とてもいい経験になりました。

とても印象的だったのは、

「中学を卒業して、強豪校に進学してサッカーを続ける皆さんがたくさんいて、もっともっとサッカーを続けてもらえれば・・・」という監督、コーチ、保護者のみなさんの気持ちと、「プロになりたいひと?」と聞かれて、卒業生の半分前後が手をあげていたこと

です。

「スポーツとしてのサッカー」と、「ビジネスとしてのサッカー」はいったいどこから分かれていくのでしょうか?

その分岐点が明確ならば、もっとわかりやすいのに・・・と、思います。

でも、いろんな形で、サッカーは続けられると思いますので、その中の一つの選択肢として、みなさんとお付合いを続けていって、みなさんの人生がとても楽しいものになれば、サッカーに携わる者として頑張り甲斐があると考えています。

私からは、サバデルの草民や、マコトコーチがスペインのTV局に取り上げられた映像をご紹介して、スペインの雰囲気を感じてもらいました。

高校でドンドン活躍して、スペインでサッカーがしたくなったら、遠慮なく、相談くださいね!

みんな、これからもサッカー楽しんで頑張って下さい!

 

 

 

 

サバデルで練習参加する選手達

2月に入ってから、春休みを利用して、何人かの日本人選手(9才-22才)がサバデルで練習参加してくれました。

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それぞれ2週間から4週間のあいだで、サバデルの育成トレーニングに参加して、練習試合にサバデルの一員として出場したりしました。

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スタジアムに立ち寄った時に、トップチームの練習直後だったことがあり、草民と一緒に写真をとったり、キーパーのナウセッツとエスパニョールから加入したクレークと写真をとったりしていました。

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そして、高橋先生が書いてくれたセスクの前で記念撮影

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3月23日以降には、また、10名程度の練習参加生を迎える予定です。

サバデルでスペインサッカーに触れて、より、サッカーが好きになり、目的意識をもって成長してもらえるようになればいいと思います。

みんな楽しんで、そして一生懸命サッカーをやって帰ってくださいね!

CEサバデルへの留学及びトライアウトについて

1月17日(金)の日本テレビ放送「世界番付」が放送されてから、留学及びトライアウトに関するご質問をいただいています。

サバデルでは、できるだけ、たくさんの皆さんに、スペインサッカーにチャレンジする機会を提供したいと考えていますが、年齢に応じて、サッカー協会への選手登録、ビザ、受入人数等で、個別にご相談しなければならないことをご理解ください。

スペインのシーズンは、ヨーロッパのプロサッカーリーグと同じで、9月に始まって、6月に終わります。すべての年齢のリーグ戦が、まったく同じスケジュールで動いていますので、いつでも留学、選手登録することができますが、新チームとして始動するのは8月末からとなります。

従って、ビザ取得にも時間がかかることもあるので、3月―6月の間で、練習参加や、トライアルを受けることで、まず、サッカーをする環境を確認して、生活や、費用を含めた準備を行う事をご提案しています。

サバデルでスペインサッカーにチャレンジすることに興味がある方は、こちらからご連絡下さい。

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若年代での欧州挑戦や強豪クラブの日本進出・・・その背景とは  

「広がる若年代での欧州挑戦や強豪クラブの日本進出・・・その背景とは?」という記事がでています。記事はこちらを参照ください。

少しずつですが、実情がみなさんにご理解いただけるようになればと思います。

実際にスペインをはじめヨーロッパのクラブと仕事をしている我々から、もう少し違った側面のお話を少しご紹介したいと思います。

「近年、欧州のメジャークラブの間で「日本でのスクール事業は儲かる」という認識が広がり、スペインの二大クラブに限らず、ドルトムントやインテル、アーセナル、チェルシーなどなど、多種多様な形でのスクール展開が行われている。その値段は少々割高ではあるものの、本場の指導を受けられることと、「あわよくば」というチャンスがあることの2点から、根強い人気を保ち続けている。」

と書かれていますが、本当にヨーロッパのクラブは「儲かる」と思っているのでしょうか?

ヨーロッパのクラブのスクール生数は200-300名/校だと仮定すると、月額:15,000円とすれば、

15,000円/月 x 200~300名 = 3,000,000~4,500,000円/月

年間10ヵ月の稼働が前提なので事業収入:3000万円~4500万円、ユニフォーム等の販売が4万円 x 200~300人と考えると物販収入を約1000万円程度と仮定し、4000万円~5500万円が1校あたりの収入となります。

年間5000万円の事業収入で、コーチやグランド代、その他の経費を除いて、ここから得られる収益は3000万円程度ではないでしょうか?

2009-2010年のデータになりますが、例えば前述のチームの年商(1ユーロ130円換算)は

ドルトムント:180億円

インテル:275億円

アーセナル:326億円

チェルシー:324億円

参考までに

レアルマドリード:623億円

FCバルセロナ:585億円

ACミラン:305億円

です。売上の大小ありますが、平均300億円のチームと仮定すると日本のスクールから得られる収益:3000万円は全体収入の0.1%です。レアルマドリードやFCバルセロナにとっては、わずか0.05%です。

つまり、クラブからみると スクール事業 = 収入源ではない のです。

収入として考えていない以上、なぜ、クラブはスクール事業やキャンプ事業を行うのか。 我々は、社会貢献の一環の側面を名目として、実態は、クラブを引退したOB選手の雇用先であったり、クラブ関係者の知合いがビジネスとして外注しているケースがほとんどだと思います。

だからこそ、そこから得られるものは理解したうえで、そういったスクールを選択されることが賢明だと思います。

 

 

 

サバデル短期留学の様子

レアルマドリードのカンテラに挑戦して見事合格したピピのことを書きました。レアルのカンテラに合格したピピも、サバデルでの練習参加を経て、スペインサッカーに触れるところから挑戦を始めています。

そんな小さな選手:カンタロウの10日間の短期留学の様子についてご紹介しておきます。

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アレビンCクラスに参加したカンタロウは、まずアレビンCの監督とコーチに預けられました。簡単なリフティングで体をほぐすと、すぐにチーム練習に入っていきます。

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カンタロウの感想は、「練習時間が短いけれども、レベルが高く展開がはやいのですごく疲れた」そうです。また、練習を見守っていたカンタロウのお父さんも「プレーの切り替えが早く、プレッシャーのレベルが全然違う。こういう環境で練習していれば、プレーが変わるのは納得です」とのことでした。

最初は戸惑っていたカンタロウも、トレーニングを2日、3日と重ねるうちに、球際の強さ、プレー速度(状況判断してプレーをする速さ)が徐々に上がってきて、チームの仲間にもとけこみ始めました。

週末は、サバデルのアレビンCの一員として練習試合に参加しました。

試合前にチームのみんなと監督から指示を受けるカンタロウ。スペイン語の部分は最低限、現地の日本人コーチがサポートしますが、できるだけ自分でコミュニケーションをとってもらうようにしています。

930-1 930-2カンタロウはセンターバックとボランチで出場して、しっかりチームの一員としてプレーしていました。

930-6 930-7 930-8試合が終わったあと、チームのみんなと撮った写真ですが、カンタロウの表情から、チームの一員としてプレーしたことがよく出ていると思います。 930-11930-12

自分のチームに戻っても、サバデルでの経験は必ず生きると思いますよ。いい経験だった・・・で終わらずに、一回りも二回りも大きくなって、また、サバデルにチャレンジしに来てほしいと思います。

がんばれ! カンタロウ!!