以前にも書きましたが、今年は、ヨーロッパのビッグクラブと言われるチームのスクールがたくさん日本に開校します。ある意味、2013年が「ヨーロッパクラブ日本校元年」といえるのではないでしょうか?
さて、そんな元年だからこそ、「ビッグクラブの育成ってどうよ!?」とみなさん、考えてみたことありますか?
といいながら、「E+Uだってレアルの育成キャンプを主催してるでしょ?」と言われそうですが、
- 我々は世界最高峰のクラブをまず見る!体験する!
ことを目的に育成キャンプを主催しています。勿論、カンテラにスカウトされることも十分考えられますが(今も、そういう話が続いていますが)、その後の育成プログラムを考えると、それが本当に最良で唯一とも考えていません。むしろ、日本人の子供たちにとっては、日本人にあったプログラムでサッカーを学び、レアルやバルサを「ライバル」と捉えて育成したいと考えています。だから
というチラシを作成しました。「その1」と「KICK OFF」に我々の考えや思いを詰め込んでいます。
ヨーロッパには、トップチームをもたない育成チームがたくさん存在していることをご存知ですか?中高生までの育成プログラムをしっかり提供して、ビッグクラブのライバルクラブとして公式戦を戦いながら、トップチームが一部、または二部に属しているクラブの、ユースまたはセカンドチームでプロ契約をさせることを目的としているクラブがあることを。
事実、ビッグクラブの育成からトップチームに上がる選手が少ないのは、こういう「育成専門クラブ」が輩出するタレントが、たくさん活躍していることが背景にあります。
例えば、CEサバデルの育成チームでも、2013-2014シーズンはカデテAチーム(14-16才)はFCバルセロナやエスパニョールと同じリーグで戦い、しのぎを削ります。FCバルセロナやエスパニョールの監督やスカウトに、「あいつがうちのチームに居れば・・・」と思わせることができれば、選手として、これほど最高のパフォーマンスはないと思いませんか?
FCバルセロナが13才のメッシをアルゼンチンからスペインに呼び寄せたことがきっかけで、なぜだが、日本では、「ヨーロッパのクラブはお金を出して、優秀な子供を青田刈りする」という大きな誤解を生んでいるように思えます。マスコミの報道手法のためか、関係者の意図的なものなのか。または、関係者がクラブの経営を全く理解できていないためなのか。おそらく、そのすべてが理由だと思いますが、しばしば、耳を疑うような都市伝説を子供たちの親から聞かされることが何度もあります。
「XX君は、7000万円もらって、某クラブにいったらしい」
はっきり言いますが、「絶対にないです!!!」。 クラブ関係者に聞いたら、大声でお腹をかかえて笑っていました。
子供がヨーロッパでプレーすることを希望している親御さんは、一度、個別にお問合せ下さい。我々のわかる範囲で、情報を共有させていただき、子供の特性にあわせて、プログラムを考えていければと思います。