スペインのサッカーに携わるようになってから、本当にいろいろなところから、いろいろな人が「スペインでサッカー留学しているんです!」という話を耳にします。
サッカーに携わる前は、ヨーロッパでも西部に位置して遠い国、縁遠い国、スペインでしたが、こんなにたくさんの、しかも身の回りにサッカー留学させている人たちがたくさんいるなんて驚きでした。
アベノミクスの「クールジャパン戦略」ではないですが、勤勉で忍耐強くまじめな日本人が、身体能力に劣る部分を違う形で補いながら、世界に挑戦していこうとしている様は「島国根性」と揶揄されることも多いですが、是非、いろいろな形で応援していければと思っています。
そんななか、2013年2月にバルサが「カンテラに所属している韓国人選手を公式戦に出場させたのは、FIFA規定”移籍に関する19条”に違反している」と対戦相手チームからFIFAに訴えられました。この訴えを受けたFIFAが各国のサッカー協会に「19条」の徹底した遵守を求めたことが事の発端で、スペインサッカー協会は、満12才を過ぎて協会に選手登録をして留学しているEU圏外の子供たち、および満12才を過ぎてこれからスペイン留学をして選手登録しようとするEU圏外の子供たちの選手登録を2013-2014年シーズンから認めない旨の方針を打ち出しました。つまり、今現在、スペインに留学している選手でも、2013年9月に選手登録ができなくなり、公式戦に出場できないという事を意味しています。
この規定によって、今、スペインで頑張っている選手たちがプレーできなくなることもでてくるようです。ただ、いくつかの例外事項も認められる可能性があるようです。リーガの一員として、我々もスペインサッカー協会、及び近隣クラブ(我々の場合はバルサと足並みをそろえながら)、様々なケースを個別に検証して、2013-2014シーズンに向けて準備をすすめたいと思っています。
公にできる情報がでてくれば、追ってお知らせしていきたいと思います。
個別のご相談も、弊社あてにメール info@eplus-u.com にいただければ、お受けすることもできると思います。
いろいろと難しいことがありますが、サッカーの環境は最高なスペインです。諦めずに粘り強く頑張りましょう!!