バルセロナ空港で17時にチームと合流をして、ルーゴに移動しました。気温が17度くらいだったんですが、中には半袖に短パンの選手がいて、「大丈夫か?」と思うほど・・・ でも、まだ若そうな選手だったので聞いてみるとなんとユースチームからの選手でした。サバデルBチームがカタルーニャ2部の優勝をかけた試合が行われているため(ちなみに見事勝利で、優勝を確定させました!!)、Bチームは自分たちのゲームを優先し、ユースチームの選手を帯同させているとのこと。逆に言えば、ユースチームでもトップチームの公式戦に出る可能性があるということです。すごい・・・
さて、バルセロナ空港からガリシア州のコルーニャ空港までの2時間あまりのフライトで、「グリーン スペイン」と言われるガリシア州のア コルーニャに到着。そこから車で約1時間かけてルーゴに向かいました。ちなみにルーゴの位置はこちらです。
ルーゴはなんといっても世界遺産に登録されている「ローマ城壁」。街中が高さは色々と変わりますが、下のような城壁に覆われています。
正直、あれだけ富士山が世界遺産登録にワイワイやって、国を挙げて大騒ぎしていたにもかかわらず、「この城壁が世界遺産です」と言われると、「富士山のほうが100万倍すごいじゃない」と私的に感じてしまいました。やはり、こういう登録承認とかは、人的な関係やプロセスへの関与がすべてで、きっと富士山の場合はマニュアル通り実施していったから苦労したんだろうなぁ・・・とふと思ってしまいました。
さて、ルーゴの郊外に位置するホテルからまわりの景色を撮影すると
なんだよ、なんでもない景色じゃないかとご批判を賜りそうですが、なんと、これ21時46分の写真です。夜の9時46分ですよ、それでまだ日が高い。ここは北極圏ではありません。スペインです。サマータイム恐るべしです。
ホテルに荷物をおいて、それからGMをはじめとしたチームスタッフのみなさんと食事に向かいました(夜10時から街に繰り出します)。
城壁の内側はこんな感じのヨーロッパ的な石畳の路地(ここ「ワイン通り」という通りです) で、もう少し先に行くと、バーやタパスの店が並んでいて、町中の人が全員いるんじゃないかという騒ぎになっていました。そのお店を4軒はしごしながら、この地方でとても有名な「おいしい白ワイン」を堪能しました。
あと、ひとつ「豆知識」を教えてもらいました。ルーゴはタコで有名とのこと。うん?海からそんなに近くないけど・・・ と、思いながら、質問してみるとルーゴは昔からの古い街で(そりゃ、ローマ城壁が世界遺産ですから)、有名な教会があり、司教たちが昔から神様へのお供え物としてタコを海から持ってこさせていたらしいのです(自分たちが食べたかっただけではないかと思いますが・・・)。それが、長年続くうちにタコのお祭りが開かれるようになり、名物になったとさ。いわゆる坊主がそんなことしていいのか?という疑問があたまをよぎりますが、それは、置いておき、おかげで美味しいタコとワインを楽しめることに感謝し、明日のルーゴ戦への英気を十分養えたのではないかと思います。ちなみに、ユデダコにして、オリーブオイルをかけてチリペッパーを加えて食べることが多いようです。
さぁ、チームのみんなはすでに寝ているはずですが、我々の夜はまだこれから。ルーゴの人達との前哨戦はまだまだ、続いたのでした。明日、起きれるかな・・・・