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第4節 アラべスの前哨戦!?

リーガアデランテ 第4節「サバデル vs アラべス」戦のキックオフ9月7日(土)午後6時:スペイン時間を前に、アラべスの取締役の方々に食事にご招待いただきました。

向かって右側に座っているのが、アラべスのアベリーノ会長です。アベリーノ会長は2012年6月に就任されたとのこと。我々がサバデルの増資を行った背景と同じ状況で、クラブの経営に入られたそうです。もともとは、ヨーロッパの強豪である、アラべスのバスケットボールチームの取締役を務めていたそうですが、このバスケットボールチームがサッカーチームのアラべスを買収する形で財政支援を行い、会長に就任されたと説明していただきました。アラべスのこれまでの背景を聞くと、財政的にさまざまな問題があったようで、本当に経営に参画して大変だったとお話いただきました。ご苦労おさっし致します・・・・

DSC_3879そして、隣に座っているのが、同じく取締役でこのレストランのオーナー::ルイスです。自家製の食材に本当にこだわっていて、自宅の中に農園や養鶏場、養豚場をもっていて、そこの食材を中心にレストランで料理を提供しているとのこと。本当に、食材の味を生かした絶品の料理をご提供いただきました。参考までに、彼の自宅の航空写真が左上の方にありましたので、少しご紹介すると・・・DSC_3914写真やや左下に写っているのが自宅で、庭を挟んで小さな屋根が付いた白い建物が養鶏しているところだそうです。そして、その右側にある畑が自家製農園。その下にはテニスコートがありますね。そして、この写真には写りこんでいませんが、テニスコートの右横の植木の右側に自家製養豚場があり、こだわりの豚を育てているとのこと。いやー、本当にご馳走様でした。DSC_3886他の取締役のみなさんとの写真です。

アラべスは、バスク地方のビトリアという街を拠点にしていて、旧市街がとても美しく、「グリーンキャピタル」と言われる緑にあふれた州都です。お立ち寄りの際は、このレストランのチェックもお忘れなく・・・DSC_3893

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レストランの入り口のショーケースには、自家製野菜が飾られています。店内はこんな感じで・・・

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左から、入口からレストランのホール、入口横のバーカーカウンター、そして、ホール席です。ビトリアがあるリオハと言われる地方で作られた美味しいワインがいただけますよ。

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美味しい料理が作られるオープンキッチンとシェフはこちらを

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詳しいコンタクト情報はこちらを・・・

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前哨戦のはずが、バスク人の皆さんのホスピタリティと美味しい料理にまさかの完敗!? ・・・ いやいや乾杯ということでご勘弁いただき、いざ、試合へ・・・。  さてさて、どうなることやら!?

 

 

 

 

 

祭りの前のサバデル

今週末からサバデルでは、「Fiesta Mayor 」という盛大なお祭りが始まります。その準備で、街はとてもざわついている感じがします。

例えば、サバデルホテルの前の通りは、封鎖されて移動遊園地が敷設されています。

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サバデルのメイン通りを封鎖しての移動遊園地・・・ なかなか迫力があります。

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我々からするとレトロな乗り物が並んで、ちょっと楽しげなお化け屋敷や秘密の館のような建物

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このお化け屋敷・・・、怖いんでしょうか? ちょっと興味あります。何がスペイン人を怖がらせるのか・・・

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そして、お土産や食べ物の露店商が準備をしています。

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なぜか、「おもちゃ」や「ぬいぐるみ」に混ぜてさりげなく「バルサのマフラー」を売っている露天商・・・

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どこの国でもお祭りにはつきものなのか? 「くじ引き」 = 「BINGO」の露店。景品はいったい何??

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そして、力自慢のあなたに・・・

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ある!ある!ある!  お祭り「ある、ある」。 そして、ちから一杯やりすぎて、骨折するやつ・・・ いる!いる!いる!

そして、スペインらしく締めは・・・・

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ここでもボール蹴りますか!?  参りました。

でもね・・・・  みなさん、明日はアウェイでチームが戦っていますよ!! 応援、忘れないでね!!

がんばれ! サバデル!!

 

 

ヨーロッパの移籍期間を終了して その2

昨日はまず、サバデルの最後の補強について書きましたが、今日は他の話題の選手やチームについていくつか書きたいと思います。

まず、レアルマドリードについて

ご存知モウリーニョが去ったあとイタリア人監督:アンチェロッティが就任した。トッテナムからMF:ベイルを130億円とも言われる移籍金を支払って獲得したレアル。一方、カカは契約満了で古巣ミランに戻ることに。振返ってみるとレアルがカカの取得にミランに支払った移籍金は09年で89億円。4シーズンでリーグ戦82試合の出場にとどまった。ベールは24才、カカ31才、カカからすればクラブが自分と同じポジションに130億円と言われる移籍金を支払って若手をとろうとしていることは暗に「お前はもういらない」と言われたに等しく、チームの意思に抗ってレギュラー争いをするよりは、出場機会を求めて古巣に戻る選択をした。一方、エジルをアーセナルに65億円を超える移籍金で売却したのは、ベイルの移籍金を捻出するためではと推測します。

ベールの移籍、カカの移籍の発表が移籍期間が終了する直前。エジルが移籍後に、レアル退団の理由を「8月26日のグラナダ戦で途中交代、9月1日のビルバオ戦ではベンチスタートで、監督の信頼がないことがわかった」と語っている。ベイル獲得ありきで、首脳陣が各選手が移籍につながる環境を準備した意図を感じます。

限られた資金と保有選手数のなかで、どういうチーム編成を考えるか。チーム編成には、強い個性をもった「サッカー選手」という「人間」を「使う、使わない」で採用したり、切ったりしなければならない。チームと選手との考えが一致しないと、そこには色々な感情的軋轢が生まれます。

チームが扱うのが「物」ではなく、「人間」だということが、感情を巻き込んで様々なドラマを生んでいます。サッカーに携わる人たちは、その感情までを含めて、「サッカーだ」と言います。その感情が、また、ゲームでのパフォーマンスを左右し、チームの勝敗を左右し、選手としての評価も左右することになるのです。

そういった視点で移籍を考えると、また違った感覚でサッカーが観戦できるのではないでしょうか?想像してみてください。チャンピオンズリーグで、レアルとミラン、アーセナルが対戦しているところを。ベイル、エジル、カカはどんな気持ちでプレーするんでしょうか?

 

 

 

ヨーロッパの移籍期間を終了して その1

9月2日を持って、ヨーロッパの移籍期間が終了しました。各チーム、選手、色々な思惑をもって、情報操作しながらの移籍交渉が終了し、それぞれが決められたポジション、チームで冬の移籍期間が始まるまでの4か月の間、腰を据えての戦いが始まります。

いろいろと思うところはありますが、まず、サバデルの最後の補強について。

ラウール・タムードの加入が、最後の最後で決まりました。まず、ラウールの経歴はこちらを参照ください。

簡単にご紹介すると、1977年生まれの35才。エスパニョールに1997年から2010年まで13年間在籍し、クラブ歴代最多出場:340試合、クラブ歴代最多の129点をとっている元スペイン代表FWで、スーパースターです。

なぜ、サバデルに? もちろん、ラウールは選手としてのピークは過ぎていますが、

  • まだまだシーズンを通して10-15点は取るという意気込みがあり、自分に自信がある
  • 給与やキャリアではなく、1才の子供を抱えた家族がいる地元で暮らしたい
  • サバデルの1部へのチャレンジに一緒に挑戦したい

という3つの理由から、移籍期間が終了する9月2日にサバデルのオファーを受けてくれました。

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ラウールの入団会見になんと350名ものサポーターが集まりました。そして、会見後はラウールはサイン攻めです・・・

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是非、活躍してもらってプリメーラ昇格に貢献してもらえたらと思います。期待してください!!