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ヴィトリアからサラゴサ、そしてサバデル

第4節 アラべス戦が行われた翌日、ヴィトリアの美しい街を歩いてみました。DSC_3956DSC_4001ホテルの前になる緑いっぱいの後援で、公園をぬけると旧市街地の美しい街並みに出会えます。DSC_3959DSC_3960DSC_3962真ん中の写真の緑に光る電光掲示板を見てもらえればわかりますが、このとき気温は13.5℃でした。その中を半袖しかもっていなかったので、震えながらの撮影でした。一番下の写真を見てもらえばわかりますが、ヴィトリアの旧市街地は、小高い丘に協会があり、そこから同心円状に建物が並べて建築されていて、各円毎に、皮革産業に携わる店の通り、食品を販売する店の通り、レストランの通り、等、各通りごとに昔は分かれていたそうです。そして、今の通りはこんな感じで・・・DSC_3976DSC_3985そして、同心円状にある通りと通りを繋ぐ縦の道はこんな感じです。

DSC_3982そして、いたるところにバスク人の姿をした銅像が飾られています。DSC_3991そして、大聖堂まえでマリアさまに頭をさげている女性DSC_3995DSC_3977敬謙なカトリック教徒が多いスペインらしい光景でした。

そして、ヴィトリアをあとにして、500kmの道のりをサラゴサを経由してサバデルに車で5時間30分の帰路につきました。ヴィトリアがあるLa Rijon地方は、緑豊かなワインの名産地です。ヴィトリアの街をでると、すぐに緑に包まれた山々が見えます(大きく写真を見たい方は写真をクリック下さい)。

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そして、しばらくすると、どこを見渡してもブドウ畑という状態が1時間以上も続きます。これがスペイン人のワイン欲を満たしてラテンの血を作り上げたのかと思うと、その広大なブドウ畑に圧倒されます(是非、写真をクリックして大きな写真でご覧ください)。

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そして広大なブドウ畑の山々をぬけるとサラゴサ地方の砂漠地域に入っていきます。この荒涼とした平原にも、若干のブドウ畑とおびただしい風力発電の風車が林のように並んでいる光景に遭遇することになります(是非、写真をクリックして大きな写真でご覧ください)。DSC_4047DSC_4054DSC_4056DSC_4060DSC_4061DSC_4064

そしてサラゴサの都市を超えて、カタルーニャに抜ける道のりは、荒涼とした砂漠地帯。DSC_4067DSC_4070DSC_4071

砂漠地帯を抜けると、麦畑が連なるまるで北海道のような光景に出くわすることになります(是非、写真をクリックして大きな写真でご覧ください)。

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麦畑を抜けて、カタルーニャ地方に入ってくると、緑に包まれた高い山々が現れ、むしろ日本の山々にその姿が重なるような気がしました(是非、写真をクリックして大きな写真でご覧ください)。

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わずか500kmの帰路でしたが、スペインの色々な地形、気候を体験できました。正直、この大きく違う風土が育てた、文化や気質が、スペインの多様な文化を生んだんだろうなと思いました。いまだに、バスク地方独立、カタルーニャ独立、・・・独立と、それぞれの地域が自身のアイデンティティを主張して、まじめに独立論争を繰り広げている背景が少しですが分かった気がしました。

そして、サバデルでは「フィエスタ マヨール」の長い夜が続いていて、普段は静かな街が眠らない酔っ払いと子供たちの絶叫が真夜中まで続いています。。。サバデルホテルは、この真正面で、大音量の音楽、絶叫、酔っ払いの大騒ぎで眠れません・・・・ ちなみに写真は午前1時ですが・・・ ラテンの血が騒いでいるようです。DSC_4203

 

 

第4節 CEサバデル vs アラべス戦

前哨戦!?のあと、いざ、スタジアムに向かった徒歩で向かいました。DSC_3923DSC_3926DSC_3927DSC_3928ムムム・・・ いろんな道からおびただしい数のアラべスサポーターが集結してきます・・・DSC_3931そして、チケットを求める長蛇の列・・・、アウェイ感満載でスタジアムへの道のりを歩きました・・・DSC_3934アベリアーノ会長の横を歩くサバデルのイケメン:イグナシオ副会長。すこし、やれるかも・・・という気にさせてくれる気がします。DSC_3939そして、いよいよスタジアムに入りました。ピッチでは、アラべスのマスコットがスタンドを盛り上げています。DSC_3940DSC_3941ゲームのマッチレポートはMakotoコーチに譲るとして、試合開始から早いタイミングで「オフサイドじゃない!?」というゴールで先制され、終始、アラべスを追いかける展開となりました。前半を0-1で終了して、ハーフタイムの間にラウンジに連れて行っていただきました。DSC_3948歴代会長が掲げられているラウンジです。DSC_3950なんと、そこに現在、怪我で療養中のスペイン代表で、現バイエルン ミュンヘンDF:ハビ・マルティネス選手がいました。なんでも、サバデルの新加入選手:ルぺルと同郷でオサナス時代のチームメートだそうです。それで、サバデルでのデビュー戦を応援に来たとのこと。DSC_3952「アミーゴのルぺをよろしく!」と流暢な英語で話しかけられ、「いやいや、我々のほうこそ、よろしくお願いします。なんなら、ハビもサバデルで一緒に戦ってよ。給与は払えないけど・・・」と返したら、”ニコッ”と笑顔で返されました。さすが、スーパースター、なんどもそんな誘いは受けているから嫌みのないナイスな「微笑み返し」。

そうこうしているうちに、後半ゲームが始まりました。後半早々、一気に3選手を交代させ、攻撃力をあげようとしたサバデル。元スペイン代表:ラウル タムードもサバデルでのデビューを飾りました。アラべス5アラべス4アラべス3タムードの人気はここアラべスでもすごくて、ピッチへの登場に会場がざわめき、試合のあとはサイン攻めで動けないほどでした。アラべス2なんども、全2試合とは異なり、心が折れずに猛攻をしかけたサバデル。チームキャプテンをしているコジャンテスを中心に、いいチャンスをつくりながらもなかなか得点につながらない。キーパーのナウセッツもスーパーセーブを連発します。あきらめずに攻め続けたサバデルはついに、試合終了直前の90分:キコが同点のゴールをねじ込み、1-1の引き分けに持ち込むことができました。アラべス111日のカップ戦、そして14日の第5節 SDアイバー戦にもいい形でつながっていく引分けだったと思います。

是非、みなさんもご一緒に・・・

がんばれ! サバデル!!