レアルマドリードファンデーションキャンプ大阪が8月11日(日)から14日(水)の日程で行われました。
みなさんがご存知の通り、日本列島を猛暑が襲ったこの4日間、キャンプのトレーニングはとても過酷な状況で行われました。給水、及び体の冷却をこまめに行いながらのトレーニングでした。小さな子供達が、暑い中、集中力を絶やさずに練習することはなかなか難しい状況でしたが、それでも監督たちの様々な工夫で、楽しみながら集中してトレーニングをつづけることができました。そして、13日の夕方では、恒例の指導者講習会を行いました。お盆期間中で諸事情があるなか、約20名の指導者のみなさまにご参加をいただき、レアルマドリードの育成プログラム及び哲学についてご紹介することができました。黒板をつかって、トレーニングのコンセプトを説明しながら、このキャンプにおいてどのような意図をもってそれぞれのトレーニングを行い、子供たちに何を伝えていくのかが理路整然と伝えられていくことがとても面白く感じました。
4日間のトレーニングを通して、子供が変わっていくさまには毎回、毎回、本当に感心させられます。お互いに初めはおとなしかった子供達が、サッカー、そしてレアルマドリード、監督たち、日本人スタッフとの交流を通して、4日間で大人に向かって成長していることが実感できます。そして、それから更に面白いのは、子供達このトレーニングをきっかけとして、1年経つと大きく成長していくことです。それは、昨年レアルキャンプに参加してくれた親御さんからの生の声として、私たちに届けられています。
「レアルキャンプを通して、スペインに行く目標ができ、スペイン遠征での経験によって、子供の考え方が大きく変わり、目標に向かって努力する姿を毎日みることができるようになりました。」
「サッカーがより好きになりました。前にもまして、いろんなことに興味をもつようになりました」
「キャンプで知り合った仲間がいいライバルになり、今でも交流を続けています」
等々。。。
私たちのキャンプがきっかけとなって、たくさんの出会いと貴重な経験が生まれ、そして子供たちの糧になっていくお手伝いができるのは、とてもうれしいことです。トレーニングは、監督が一人一人と恒例のハイタッチで終えることになります。ハイタッチが終わると、各自が荷物をとって解散となります。
ハビとビクトルの素晴らしいのは、こうして解散したあとも、忘れ物がないかを確認してから、選手たちがグランドからちゃんと怪我もなくでていくことを確認しながら最後に戻ってくるところです。
ふたりの素晴らしい指導と、選手たちへそそぐ情熱には、本当に頭が下がる思いです。
島根、茨城とまだまだ暑い日々がつづくなか、キャンプは続きますが、みなさんにお会いできることを楽しみに、暑さを乗り切っていく覚悟です。島根、茨城のみなさん、楽しみにお待ちください!