我々にとって、12月24日、25日はクリスマスイブ、クリスマス。ちょっとしたイベントとして、クリスマスは日本文化のなかに浸透して随分と時間が経っていますね。クリスマスにはサンタがやってきてプレゼントをくれる。朝起きると、モミの木の下にプレゼントが置いてある・・・ なーんて、ことを子供のころに聞かされて、信じた人も信じなかった人もいると思います。
「キリスト教圏では、クリスマスには主に家族と過ごし、クリスマスツリー(常緑樹で、一般にモミの木)の下にプレゼントを置く。プレゼントを贈る気持ちである「愛」の日でもある。
クリスマスツリーの習慣は、中世ドイツの神秘劇でアダムとイヴの物語を演じた際に使用された樹木に由来している[11]。またクリスマスツリーに飾りつけやイルミネーションを施す風習は19世紀以降のアメリカ合衆国で始まったものである[11]。
サンタクロースは、キリスト教の聖人である奇蹟者聖ニコライ(ニコラウス)の伝説が起源とされる。」(Wikipediaから抜粋)
Wikipediaではこのように説明されていますが、つまり、モミの木が使われるようになったのは、中世ドイツが始まりとされ、モミの木のデコレーションは19世紀のアメリカで始まったようですね。つまり、クリスマスは、地域によって習慣や考え方が異なるという事。
実は、このことを実感したのがスペインでの次のような出来事。
選手たちが、サラゴサ(12月14日)とテネリフェ(12月21日)に連勝したあと、「次の試合:レアルマドリードカスティージャ(1月4日)に勝ったら、特別連勝ボーナスが欲しい」と騒ぎ始めました。また、いつもの悪ふざけかな?と思っていたら、新強化部長のアントニオ・ゴルディージョが、
ゴルディージョ:「確かに、勢いをつけるためには、効果的な方法だよ。なんたって、次の試合のあとはクリスマスだから、選手たちも何かと物入りなんで、頑張りが違うはずだよ。」
私:「うん!? クリスマス?」
ゴルディージョ:「そう、クリスマス。選手達は、子供や恋人にプレゼントを買わなきゃいけないでしょ?だから、お金がいるから、それを稼ごうと、試合で頑張るよ。サッカー選手はゲンキンだからね(笑)」
私:「え?だって、クリスマスは12月25日だから、つまり、今すぐにボーナスを出して、1月4日の試合に勝て!って話!?」
ゴルディージョ:「え? クリスマスプレゼントをあげるのは1月6日でしょ?だから、試合のあとだよ。」
私:「へ? クリスマスプレゼントは12月25日でしょ?1月6日なんて、お正月あとじゃない」
ゴルディージョ:「1月6日は、キリスト教でいう東方三賢者が、イエスキリストの誕生を祝ってプレゼントを持ってきた日でしょ。だから、スペインでは、この日をお祝いの日にして、みんなにプレゼントをあげるんだよ。」
私:「あ、そうなんだ。サンタがプレゼントをもってくるんじゃないんだ・・・」
ということを体験しました。そっかぁ・・・だから、1月4日の試合に勝ったら、特別ボーナスが欲しいって話になったんですね。
でもね、本来、もともと11月に3連敗なんかしなかったら、こんな大騒ぎしてないわけで、3連勝したからボーナスって話も、ほんとうなら「これでチャラ!」って話でしょ。
「1部に昇格したときの特別ボーナスから引きます!」か、「連敗したら罰金」って話と併せ技じゃないとフェアじゃないよなぁ・・・
っていうか、サポートしている我々も特別ボーナスもらいたいくらいなんですけど!!