月別アーカイブ: 2013年10月

サバデルってどこにありますか?

みなさん、サバデルってバルセロナの近郊にあるのはご存知だと思いますが、どれくらい簡単にいけるか知っていますか?

サバデルには、バルセロナのカタルーニャ広場からでているカタルーニャ公営鉄道(FGC)のS2ラインを利用すると2.8ユーロの料金で40分程度で到着します。

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実は、この鉄道、各駅停車なので、のんびりとバルセロナの郊外を走り抜け、サバデルにまで連れて行ってくれます。カタルーニャ広場を時間帯にもよりますが、15-20分程度の間隔で電車が運行されています。

時刻表については、カタルーニャ公営鉄道のHPを参照ください。

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サバデル駅からは、約2.6kmで徒歩25分程度でサバデルホーム:ノバ クラウ アルタに到着します。

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週末の土曜日か日曜日には、ホームゲームが基本2週間に1度は開催されます。ゲームの日程と時間はこちらを参照ください。

スペインリーグは、実際のゲームの2週間前に開催日時が決まる、旅行者にとっては計画の立てにくいリーグですが(リーグ戦順位を前提に、視聴率がとれそうなゲームを時間をずらして割り当てテレビ放映するため)、ピッチに近い激しいリーグ戦をまじかで観戦するのは、とてもいい機会です。是非、足をお運びください。

また、サバデルの治安はほんとにいい状態で、夜中でも若い女性ひとりで歩いているのを見かけるほどです。安心して、スタジアムまでお運びください。

 

リーガアデランテ第8節 ジローナ vs CEサバデル試合結果

リーガアデランテ第8節 ジローナ vs CEサバデル 戦が2013年10月6日(日) スペイン時間:午後5時キックオフで実施されました。ジローナは、サバデルから車で2時間程度の距離ということで、たくさんのサポーターがアウェイにもかかわらず、応援に駆け付けてくれました。

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開催前には、先日、急逝したホセを追悼するTシャツを着て、ホセの冥福を祈りました。

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試合の詳細は、マコトコーチのマッチレポートに譲りますが、後半の中盤に差し掛かった76分にジローナに先制点を許してしまい、サバデルがそれを追いかける展開に。

得点されたその5分後、クロスバーをたたいたロングシュートのこぼれ球をコジャンテスが頭であわせて同点ゴールを決めます。

SONY DSC勝ち点3とはいかず、引き分けで1対1となりました。ゴールを決めたあとのコジャンテスの咆哮です。

結果、勝ち点1を加えて、第8節を終えて勝ち点11の第11位につけています。

来週はホームでラス・パルマスを迎えますが、ちょうど1ヵ月前の9月11日にスペイン国王杯で対戦して1-3で敗戦しています。是非、リーグ戦で雪辱を期してもらいたいと思います。

がんばれ! サバデル!!

サバデル短期留学の様子

レアルマドリードのカンテラに挑戦して見事合格したピピのことを書きました。レアルのカンテラに合格したピピも、サバデルでの練習参加を経て、スペインサッカーに触れるところから挑戦を始めています。

そんな小さな選手:カンタロウの10日間の短期留学の様子についてご紹介しておきます。

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アレビンCクラスに参加したカンタロウは、まずアレビンCの監督とコーチに預けられました。簡単なリフティングで体をほぐすと、すぐにチーム練習に入っていきます。

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カンタロウの感想は、「練習時間が短いけれども、レベルが高く展開がはやいのですごく疲れた」そうです。また、練習を見守っていたカンタロウのお父さんも「プレーの切り替えが早く、プレッシャーのレベルが全然違う。こういう環境で練習していれば、プレーが変わるのは納得です」とのことでした。

最初は戸惑っていたカンタロウも、トレーニングを2日、3日と重ねるうちに、球際の強さ、プレー速度(状況判断してプレーをする速さ)が徐々に上がってきて、チームの仲間にもとけこみ始めました。

週末は、サバデルのアレビンCの一員として練習試合に参加しました。

試合前にチームのみんなと監督から指示を受けるカンタロウ。スペイン語の部分は最低限、現地の日本人コーチがサポートしますが、できるだけ自分でコミュニケーションをとってもらうようにしています。

930-1 930-2カンタロウはセンターバックとボランチで出場して、しっかりチームの一員としてプレーしていました。

930-6 930-7 930-8試合が終わったあと、チームのみんなと撮った写真ですが、カンタロウの表情から、チームの一員としてプレーしたことがよく出ていると思います。 930-11930-12

自分のチームに戻っても、サバデルでの経験は必ず生きると思いますよ。いい経験だった・・・で終わらずに、一回りも二回りも大きくなって、また、サバデルにチャレンジしに来てほしいと思います。

がんばれ! カンタロウ!!

レアルカンテラ 入団決定! おめでとう! ピピ!!

2013年9月28日(土)、我々を本当に喜ばせてくれる吉報がとどきました。ピピがレアルカンテラの最終試験に合格したのです!!

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感無量の瞬間でした。

レアルカンテラのカデテ以下(14歳以下)の最高責任者:ロベルト マルティネスから、ピピに合格を伝えるレターが渡されました。ロベルトによると、カンテラの入団テストにレアルが招聘した日本人はピピが初めてで、外国人をカンテラの入団テストに招聘することはまずしないとのこと。なぜなら、外国の少年がスペインの慣れない生活環境の中で、サッカーの厳しい競争を何年も続けることはとても難しく、レアルとして責任を持てないから。しかし、ピピの場合は

  • レアルカンテラの監督・コーチ、ロベルトの部下のスカウト達が口を揃えてピピの素質を称賛していること
  • E+Uがさまざまなサポートをレアルに約束していること。
  • E+Uが日本人をスペインで育てるインフラをサバデルに保有し、かつ実践している実績がある
  • サバデルがLFPに所属しているチームで、レアルカンテラと、E+Uが同じ常識のなかで話せること

が背景にあって、初めて入団テストの招聘が実現し、そして合格、入団が実現することになりました。

ピピ、ご両親、そして、カンテラ監督・コーチそして我々とみんなで勝ち取った入団テストの合格だと思います。

これから、ビザの取得、学校登録、サッカー協会への選手登録と、さまざまな手続きで忙殺されますが、できるだけはやく、レアルマドリードのカンテラーノとして、公式リーグ戦に参加できるように準備していきたいと思います。

ただ、カンテラは1年に1回、かならず来季の契約の見直しがはいる厳しい世界です。ピピの目的はカンテラに入団することではなく、カンテラで生き残ってプロ契約を勝ち取ること。大変厳しく、長い道のりですが、一歩一歩足を進めていきましょう。

まずは、おめでとう!そして、日本人初、レアルカンテラーノのピピへ、変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。!!

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訃報 サバデルファミリー ホセの急逝

とても悲しいことがおこりました。サバデルのホーム:ノバクレウアルタの前でBARを経営し、サバデル関係者にいつも食事や飲み物を提供してくれて、かつ、日本人が立ち寄った時もまるで親戚の子供が来たかのようにあたたかく接してくれていたホセが2013年10月1日の昼間、心臓発作で急に逝ってしまいました・・・

とても悲しいなかでも救いだったのは、昼寝をしているときにそのまま心臓発作で逝ってしまったので、ほとんど苦しむこともなかったのではないかと思えることです。ただ、心の準備もなにもないまま、突然先立たれてしまった奥様:ファニーの落胆たるや、いたたまれず見るに堪えない状況で声もかけられません・・・

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日本の子供達も、そして我々サバデルスタッフも本当にお世話してくれたホセ。まるで、子供のころに通った近所の駄菓子屋のような存在でした。これもひとえに、ホセのあたたかい人柄がそうさせていたのです。

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ホセにお世話になったみんな、とても残念ですが、ホセの冥福をお祈りして天国に送ってあげてください。また、サバデルに行くときは、ホセの奥様:ファニーと娘:カロリーナにあたたかい言葉をかけてあげてください。よろしくお願いします。

Mucho Gracias Jose!! 空の上からサバデルとあなたの家族、そしてかわいがってくれた子供達を見守っていてくださいね・・・