2013年6月18日(火):サバデル取締役会を終えて

取締役会を終えて、「あぁ~~、疲れた、そして、ほっとした」というのが正直な感想です。

取締役会を開催するまでが大変でした。なんといっても、私はただの株主で、取締役ではありません。例えば、取締役達は、クラブで公に記者会見ができ、クラブの公式見解ですと言えますが、私はクラブを代表した意見は言えません。つまり、世論に対してクラブは公式発表を使って意見を言えますが、私はあくまで個人的意見で、独自のルートを使ってしか発言できません(もともと理由がない発言をするつもりもありませんが・・・)。

また、取締役といっても一枚岩ではなく、それぞれに意見を持っていますが、最後は、声の大きいひとの意見に流されてしまう傾向にあります。なので、それぞれの本音と、建前やこれまでの関係といった、しがらみがある中での取締役会の採決投票とのギャップを埋めることに大変、時間と労力を費やしました。本当、まるで国会における党拘束を優先するか、個人の信念かといった戦いでした。

しかしながら、結果、サバデルのファンのみなさん、市役所、そして最後は取締役会においても、全員が納得をして新体制に移行することに賛成してもらえたと思っています。本当によかったです。

これで、明日以降、さまざま懸案事項について、正式に取り組んで、正式に物事をすすめることが可能になりました。

別途、ニュースで公開しましたが、新体制の発足は7月2日を予定しています。新体制が発足されて、新体制が株主総会で承認されたのち、今回の経緯について報告する機会を設けます。スペインのフットボールクラブで何がおこったかは、私も初めての経験だったのでなかなか驚くことも多かったです。その際に、ゆっくりこのブログででも回想録として綴りたいと思います。

いろいろとご心配をかけましたが、これで新体制をつくって来シーズンにしっかり向かっていけます。ひきつづき、サバデルに注目頂き、変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。

坂本圭介

618-29

合意直後の取締役会の様子

618-31

合意書類(さすがに、書類の内容はマスクさせてください。ニュースで公表した内容と同じと思って構いません)。

618-30

議論はありましたが、最後は、全員でクラブのために最善の方法について合意しました。取締役のみなさん、ご理解と協力をありがとうございます。