昨晩の日本代表とベラルーシ戦を0-1で終えて、いろんなところでいろんな話がでているようですね。
そんな中、選手がそれぞれコメントを出しているようですが、チームとしての責任はだれがとるかというと監督なんで、監督がコメントをするのはわかりますが、選手がそれについてコメントすることはいかがなものかと思います。
でも、日本代表って本当はいったい誰のもので、誰の責任なんでしょうか?考えたことありますか?
日本代表の活動資金って、日本サッカー協会が捻出していますよね。スポーツメーカーや飲料メーカーが、スポンサー費用を出しています。そして、サッカー好きのあなたならよくご存知かと思いますが、サッカー協会に登録するチーム数:28,429、登録選手数:953,740名、フットサル個人登録選手数:125,436名が支払う年間登録費用。その合計が、2012年度決算として報告された数字:174億6870万円、総支出166億3773万円で、8億3097万円の黒字です。
スポンサーは、あくまで社会貢献および日本サッカーに登録、及びサッカーに関心を寄せている人々に対する広告宣伝を目的にお金を出しているので、代表チームが勝とうが負けようが、そこに人が集まり、話題になれば、投資に対するリターンは得られていると想像できます。
じゃ、代表の活動資金を担っているのは、結局、日本サッカー協会に登録費用を支払っているチームや選手たちですね。
試合の勝ち負けに対する責任は、監督、監督の選考責任は日本サッカー協会、日本サッカー協会を資金面で支えているのは登録費用、という構図。
今回の代表戦の結果をうけて、監督解任や代表選考の議論がでるのは当然ですが、その件について最も意見を言うべきは日本サッカー協会に登録している選手やチームじゃないでしょうか?なぜなら、毎年、登録料を支払って協会の活動を支えているのだから。
これが税金ならば、国民が選んだ議員が、公務員が作成した各省庁の予算案を国会で承認し、税金の使い方を監督する仕組みがあります。当然、その予算の承認判断には、納税者個々人として賛否両論ありますが、結果、選挙や国民投票等で選出した議員に対して是非を問う機会が与えられていますね。
この仕組みにならえば、本来なら、代表選手選考、監督選考、代表戦の結果を、登録料を支払っているチームや会員が、定期的に監査、そしてものを言う機会があるべきではと思います。
登録費用を支払っている一人一人のみなさんの自覚が、サッカー協会をよりよくしていくことにつながるのではないでしょうか?