第4節 アラべス戦が行われた翌日、ヴィトリアの美しい街を歩いてみました。ホテルの前になる緑いっぱいの後援で、公園をぬけると旧市街地の美しい街並みに出会えます。真ん中の写真の緑に光る電光掲示板を見てもらえればわかりますが、このとき気温は13.5℃でした。その中を半袖しかもっていなかったので、震えながらの撮影でした。一番下の写真を見てもらえばわかりますが、ヴィトリアの旧市街地は、小高い丘に協会があり、そこから同心円状に建物が並べて建築されていて、各円毎に、皮革産業に携わる店の通り、食品を販売する店の通り、レストランの通り、等、各通りごとに昔は分かれていたそうです。そして、今の通りはこんな感じで・・・そして、同心円状にある通りと通りを繋ぐ縦の道はこんな感じです。
そして、いたるところにバスク人の姿をした銅像が飾られています。そして、大聖堂まえでマリアさまに頭をさげている女性敬謙なカトリック教徒が多いスペインらしい光景でした。
そして、ヴィトリアをあとにして、500kmの道のりをサラゴサを経由してサバデルに車で5時間30分の帰路につきました。ヴィトリアがあるLa Rijon地方は、緑豊かなワインの名産地です。ヴィトリアの街をでると、すぐに緑に包まれた山々が見えます(大きく写真を見たい方は写真をクリック下さい)。
そして、しばらくすると、どこを見渡してもブドウ畑という状態が1時間以上も続きます。これがスペイン人のワイン欲を満たしてラテンの血を作り上げたのかと思うと、その広大なブドウ畑に圧倒されます(是非、写真をクリックして大きな写真でご覧ください)。
そして広大なブドウ畑の山々をぬけるとサラゴサ地方の砂漠地域に入っていきます。この荒涼とした平原にも、若干のブドウ畑とおびただしい風力発電の風車が林のように並んでいる光景に遭遇することになります(是非、写真をクリックして大きな写真でご覧ください)。
そしてサラゴサの都市を超えて、カタルーニャに抜ける道のりは、荒涼とした砂漠地帯。
砂漠地帯を抜けると、麦畑が連なるまるで北海道のような光景に出くわすることになります(是非、写真をクリックして大きな写真でご覧ください)。
麦畑を抜けて、カタルーニャ地方に入ってくると、緑に包まれた高い山々が現れ、むしろ日本の山々にその姿が重なるような気がしました(是非、写真をクリックして大きな写真でご覧ください)。
わずか500kmの帰路でしたが、スペインの色々な地形、気候を体験できました。正直、この大きく違う風土が育てた、文化や気質が、スペインの多様な文化を生んだんだろうなと思いました。いまだに、バスク地方独立、カタルーニャ独立、・・・独立と、それぞれの地域が自身のアイデンティティを主張して、まじめに独立論争を繰り広げている背景が少しですが分かった気がしました。
そして、サバデルでは「フィエスタ マヨール」の長い夜が続いていて、普段は静かな街が眠らない酔っ払いと子供たちの絶叫が真夜中まで続いています。。。サバデルホテルは、この真正面で、大音量の音楽、絶叫、酔っ払いの大騒ぎで眠れません・・・・ ちなみに写真は午前1時ですが・・・ ラテンの血が騒いでいるようです。