月別アーカイブ: 2013年9月

第6節 ヌマンシア戦を前に

9月21日(土) 午後18時:スペイン時間に第6節 ヌマンシア戦がアウェーで開催されます。日本時間の22日(日)午前1時にキックオフですから、今回はじーーっと戦況をインターネットのライブアップデートで見守りたいと思います。

ここでサバデルの現状をすこし確認しましょう。開幕から2勝2敗1分けで、7ポイントを獲得して11位に位置付けています。但し、1位のウエルバは13ポイントを獲得しているので、6ポイント差で序盤戦としては、悪い位置ではありません。

故障者がチームに戻ってきたり、タムードをはじめとするプレシーズンを一緒に過ごしていない選手たちが復調してくると、まだまだ大きく変化できる要素がたくさんあります。

例えば、バルサのネイマールを観てください。まだ、90分フル出場していませんね。コンディションの調整をしながら、30分程度ゲームに出ています。個人的なプレーは仕上がってきているようですが、チームでの連携プレーはまだまだな印象です。

サバデルも同じで、これからドンドン調子が上がってくると思いますよ。応援お願いいたします。

がんばれ! サバデル!!

 

 

 

取材と取材のあいまのバルセロナ

バルセロナでさまざまなメディアからの取材を受けましたが、その間を縫って、すこし街中を歩きました。遅い夏のバルセロナの様子はこんな感じで・・・

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青く澄んだ空に緑が映えますね。ランチをとりにバルセロナのビーチの方に向かいました。この時、気温は23度くらいだったと思うのですが、

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ビーチでは水着になって日焼けをしている人、泳いでいる人がたくさんいました。地元の人曰く、「平日の昼間にビーチでゆっくりしているのは、観光客か失業者しかいないでしょ」だそうです。そりゃそうですよね。毎日こんな風に過ごしていたら、国は発展しませんよね。

この日に取材を受けた内容が早くも記事になっていました。スペイン語になりますが、坂本が会長に就任してから2か月が経ちますが、どういう2か月だったか、そしてリーグ戦が始まっているのでチームのパフォーマンスに対してどう考えているか、1部リーグ昇格のヴィジョンは変わっていないか等々の質問を受けました。

El9 (3)

Marca (3)

また、カタルーニャ語になりますが、RAC1というカタルーニャ地方のナンバー1スポーツラジオ局でも、10分程度のインタビューをうけて放送されました。聞いてみたいかたは、こちらをどうぞ

カタルーニャのなかですこしでもサバデルを知ってもらうために、地道な作業ですががんばっています!

 

 

パワースポット:モンセラットにて(カタルーニャの守り神)

SDエイバーとの試合の後、スペインにきてからあまりにも仕事ばかりなので、少し観光にという事でモンセラットというパワースポットに行ってきました。

パワースポットときくと、「いったい、どういうところなんだろう」と想像だけが広がりますが、いざ行ってみると「期待外れだった」というのが大半ですが、ここは一見の価値がありだと思います。

サバデルからわずか20km強程度なんですが、こんな感じの幻想的な山で・・・・

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山の途中にある教会の周辺から山のふもとの眺めはこんな感じで・・・

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この山は相当、峻嶮な山で、足がすくむような後継が広がります。

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こんなところに、ちょっとした村のような街が出来上がっています。富士山にはこういうところはないですよね。

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峻嶮な山を濃い雲が覆っている様は、「ここは天空の城ラピュタか?」と思わせるような光景で、ラピュタに登場するような兵士の形をした岩肌がありました。

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ここには、「黒いマリア」が飾られている教会があります。その教会はこんな感じです。

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この教会の前の入口でなぜかポーズをとる草民

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教会前の入口と教会内部の様子

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そして、教会まえで、なんらかのサークルの中心でパワーをもらおうとしている女性と、そのポジションがあくのを待っている草民

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信じる信じないはあなた次第ですが、課題の克服とサバデルのこれからの快進撃・・・ ある?ない?

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なんとなく、スピリチュアルな午後を過ごして、サバデルに戻りました。

サバデルの育成チームでのシーズン開始の様子

9月に入ってトップチームだけではなく、各育成チームのシーズンが始まりました。子供達の学校の多くは9月12日から始まっています。オリンピアでの練習風景を・・・

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左からツバサ、シンタロウ、タイガで、今シーズン、サバデルの育成チームでリーグ戦を戦います。そして、16-17才のカテゴリーでは、同じく日本の練習生を受け入れたり、18才以上のサバデルBチームでも日本人選手を受け入れて、サバデルのサッカーを習得してもらってトップチームへと昇格してもらうプロジェクトを始めています。

サバデルでは、カテゴリーが異なっていても、同じ練習を一貫して実施します。カテゴリーによって身体能力、サッカーインテリジェンスが異なるので、同じ練習でも意識することが異なります。しかし、一貫して同じ目的をもって練習することで、サバデルのサッカーのアイデンティティを形成しているのです。

そして、子供達に聞いて「あ、そっかぁ」と気づかされることがありました。

カタルーニャ州には、何千というサッカークラブが活動していますが、そのなかでLFPの下部組織として活動できるチームは、わずか4チームしかありません。この4チームだけが、ユニフォームの右そでに「LFP」のマークをつけることができるのです。そして、我々の場合は、左袖に「日の丸」があり、スペイン全国のチームのなかでも日本代表を意識して戦えるチームは我々だけです。子供達にとっては、スペインという地でサッカーと文化を学ばさせてもらいながら、あるときは差別に苦しむこともあるそうです。しかし、故郷の日本や家族を意識しながら、自分が日本の代表として、遠い異国の地で自分を磨き続けることの意味を感じることがよくあるそうです。「LFP」や「日の丸」がそうして、みんなのモチベーションになっているのは、とてもうれしいことです。

スペインでは、土日は練習試合、公式戦を含めほとんど試合が組まれています。この日も、朝からタイガの試合を観て、Bチームの試合を観に行くというスケジュールで盛りだくさんでした。

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Bチームは公式戦で、小さ目なピッチの中で激しく試合が行われています。

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ビザの取得や選手登録の手続きで、もう少し時間がかかりますが、Bチームにも優秀な日本人選手が加入します。

「それぞれのカテゴリーで日本人選手がサバデルの選手に飛び込んでトレーニングをする。そして、日本人選手同士が12才からトップチームに所属する田邉選手23才までがひとつの仲間となって助け合い、サッカーや人間関係、そして日本人としてのアイデンティティを忘れずにしっかり毎日を過ごす」

そんな環境がここにはあります。一歩一歩ですが、すばらしいインフラが整ってきています。