ラシンサンタンデールの判断

スペイン国王杯の準々決勝で、「ラシンサンタンデール vs レアル・ソシエダ」戦がラシンサンタンデールがボイコットし、没収試合となりました。

ラシン・サンタンデールの選手達は、選手への給与未払いを理由に、27日には選手などがアンヘル・ラビン会長他、クラブ幹部の辞任を要求しました。この要求が受け入れられなかった際は、ボイコットすると発表していました。

未払い給与の支払いを履行、または、アンヘル・ラビン会長他、クラブ幹部の辞任も行われなかったので、この試合をボイコットするという決断になったようです。

ボイコット試合になった映像はこちら。

ラシンサンタンデールの財政難については、以前から話題に上っていましたが、ついにこういうことになったかという感じです。スペイン2部でも、LFPが規定している財務条件がクリアできないクラブが今年も5-6つでてきて降格することがあるのではという噂も耳にします。

でも、この試合に勝てば賞金も入ると思うのですが、それを手に入れて少しでも、自分たちの給与の支払に充てさせるということもオプションとしてはあったのではと思ってしまいますが。

でも、やはり、それ以前に、チームと経営陣が状況をちゃんと問題をシェアして、改善策について話合う姿勢がなことが問題なんだと思います。「きっとうまくいくよ」と楽観視するところと、「労働問題が大事になる」スペインというお国柄が表に出た事件だと思います。