ニワトリはどこにいった in 上海

先週末の上海から日本に戻ると、台湾でも鳥インフルエンザの感染が確認されたというニュースを目にしました。

台湾での鳥インフルエンザの上陸について、台湾に旅行している日本人観光客へのインタビューがとられていたのが小龍包の名店「鼎泰豐(ディータイフン)」。インタビューされた日本人観光客は、

‐ マスクをして外出する

‐ 鳥を食べない

ことで、気を付けて旅行しているということでした。

実は、我々も上海で動いているとき、PM2.5と鳥インフルエンザの予防でマスクを持参していたのですが、何よりも驚いたのは、外で30分もしていると自然に喉が埃の中にずーーっといたようにイガイガしてくることでした。現地の人や、上海に駐在している日本の方も一緒だったのですが、彼らはほとんど平気な顔をしています。我々は、PM2.5や鳥インフルという前に、喉のイガイガに耐えられずにマスクをしていました。上海で、私たち以外でマスクをしているのを見かけることはありませんでした。現地の人の現地化する強さを感じた瞬間でした。

そして、昼食に外出した際、前述の「鼎泰豐」の上海店に行きました。店外のテラス席と店内席があり、まよわず店内を指定。店外だと埃のために、せっかくのおいしい料理が台無しになるためです。

鼎泰豐1

このお店に来ると必ず頼むのが

きゅうりのピリ辛漬 小龍包担担麺

 

上から「きゅうりのピリ辛漬」、「小龍包」、「担担麺」です。いつもながらの美味~~。

根拠もなく、「さすがに今回は鳥は避けたほうがいいよね」という話で、鳥をオーダーしなかったのですが、上海への飛行機への機内食で「鳥の照り焼き」がでたのを食べたという話をしているうちに、なぜだか「我々だけ、マスクはしているし、鳥は食べないとか言ってて弱くないか。それで、本当に、世界で戦えるのか!?」と意味もない戦闘モードに。

そして、ここで敢えて、鼎泰豐の名物である「ピリ辛鳥スープ」を頼むぞという事に。

店員をテーブルに呼んで、中国語が話せる上海在住の日本の方が「ピリ辛鳥スープ」をオーダーしようとすると

テーブル

 

なんと、中国人店員に怪訝な顔をされて、「この時期に鳥スープなんてだせないよ。鳥自体が市場に出回っていないからね。」と、なにやら「馬鹿じゃないの、この日本人」的な雰囲気がプンプン漂います。

しかしながら、恐れずに頼んだことで、なにやら不思議な満足感に満たされた瞬間でした。。。

人って本当、不思議な感情の動物ですね。

その後、オフィスに戻って仕事を始めたのですが、オフィスから見える御利益がたかい「静安寺」をみながら、

静安寺

今年も家内安全で、仕事も事故なく、いいサービスが提供できますようにとお祈りしました。ただ、問題は、静安寺がビルの陰に隠れていて、塔の先しか見えていないので、どれだけご利益があるかはまったくの未知数ですが、ぶれない心で頑張っていきたいと思います!