アルゼンチンで8年間プロ選手として活躍、帰国後はJFLのチームでヘッドコーチを務めたMakoto。現在、サバデルの育成機関のCADETE Aにて、コーチとしてサバデル在住。そんな彼から、スペインの育成の特徴や環境について不定期にレポートしてもらいます。
2013年1月31日 (木曜日)
自分の担当しているCADETE A(15~16才)のカテゴリーは火曜日(19:30-21:00)、木曜日(19:30-21:00)、金曜日21:00-22:30)にトレーニングで、土曜日か日曜日に公式戦が行われます。トレーニングの1週間の流れは火曜日がオフェンストレーニング、木曜日がディフェンストレーニング、金曜日は1週間のトレーニングの微調整と公式戦に向けた調整となっています。練習時間は1時間30分で常にボールを使いボールも選手もめまぐるしく動き、高い集中力でプレーするトレーニングで構成されています。
アップとクールダウンを省けば1時間弱のトレーニングは非常に濃い内容です。
本日のトレーニングは、トレーニング1がフィニッシュと瞬発系をメインテーマにしたトレーニングでダイレクトパスを4回、回してシュートした瞬間に次のプレーがスタート、センターリングからのシュートという流れで2チームに別れて連続的にダッシュとシュートを繰り返すトレーニング。
選手たちはすべてのプレーをダイレクトで行いミスをしたチームは交代、パスのスピードは速く次から次へとボールが流れていきます。
トレーニング2は8対8のセパレートのゲームでフィニッシュとゾーンディフェンステーマのトレーニングでグランドを9ゾーンに分けて各ゾーンに2選手プラスフリーマンが入りプレーします。
ボール保持チームはフリーマンがいるので数的有利の状況の中で攻撃、守備側は攻撃チームにターンされてしまうと優位な形で2対1の状況を作られてしまうので素早くプレッシャーをかけて攻撃チームにターンをさせないディフェンスを意識させながトレーニングを行い最後にストレッチをして本日のトレーニングは終了しました。
トレーニングは1時間30分のトレーニングで日本のトレーニングと比べると練習時間は少ないですが連続してプレーが続く内容のトレーニングで選手が休憩する時間が短く高い集中力でトレーニングを行い短い練習時間で高密なトレーニングしています。サバデルは日本のトレーニングとスタイルが違いこれから非常に楽しみです。